えっ、辞めるの?

こんにちは、あっきです!

2017年、長らくお世話になった職場を退職しました。

誰にも相談しないでのことだったので、仲の良かった同僚もそうでない同僚もビックリしていました。

私の住む地域は小ちゃな田舎町で、これといった大きな企業もないので、高校を卒業すると半分ほどが町外に出て行ってしまいます。

そんな小ちゃな町で公務員に就職できたというのは、色々な意味でラッキーだったんです。

実家で暮らせるし、定時で帰れて、給料もいいから辞める理由なんて見つからないでしょ!

公務員になったことがない人だときっとこんなことが頭に浮かぶのではないでしょうか。

でも実際は、そんな理想とはだいぶかけ離れた職場でした。

ま、配属された課によって忙しさなんかにはバラつきはあるものの、お世辞にも良い職場だとは言えないかもしれません。

有給だったり給料の安定、これは認めましょう。

一般企業から比べれば不足はないと思います。

ただ、仕事の方は結構ブラックです(笑)

みんな辞めたいと口々にしながらも辞めないのは、辞めても次があるかわからないということと、家族がいるからということでしょう。

僕は辞めた立場ではあるけど、ギリギリでやってる同僚の声を結構聞いていました。

そんなこんなでやってはいたものの、そこに東日本大震災が直撃。

まさか被災地になるとは思ってもいませんでした。

通常の業務にプラスして震災復興のための業務も上乗せし、ますます忙しさに拍車がかかりました。

震災後は定時帰りなんて夢か理想でしたね。

帰えろうと思えば帰れるけど、自分の代わりがいないので、仕事はたまるばかりだし、期限のある仕事ばかりなので、結局帰れない。

なにもここの職場に限らず忙しい職場なんてたくさんあるんだろうけど、

「他に比べたらまだ自分はマシだ」

なんては思いたくなかった。

そう思って思いとどまったり、我慢して続けていく人もたくさんいると思うけど、もう少し自分の気持ちに正直になってもいいのではないかと思うようになっていました。

逃げだとは言われるけど、逃げて少し楽になって、明るくなるんだったらそれでいいと思いました。

だって生きている以上にすばらしいことなんてありませんもんね。

仕事って生きていくためにとても大切なことだけど、生きていくためにやっていることなんですよね。

生きる為にやっている仕事で辛くなって、辞めたくなって、死にたくなってすり減っているようじゃ、誰かに八つ当たりして不幸にさせているようじゃ本末転倒だなて。

辞めるか続けるかで、それだけのことで何年も悩んで1人で問答して、やっと思いきれました。

なにがきっかけかと言うと、これという出来事ではなく、ただ、もう1人で答えのない問答を続けることに疲れたからです。これ以上続けると迷惑がかかりそうな状態だったので、辞めることに思い切ることができました。

もう一生分悩んだせいか、辞めた後は爽快だったのを覚えています。

考えている時間は無駄だったような気もしているけど、これ以上ないくらい悩んで決めたことだったので、公開とか心配はほとんどありませんでした。

むしろ、これから何をしてみようかなというワクワクの方が大きかったので、僕みたいな人は辞めて良かったんだと思いました。

決断が早いことは、周りから尊敬されたりしますし、とてもいいことだと思います。

僕も、決断が早くて指示が的確な人を見ていると憧れます。

でもみんなそうじゃないから、そう言う人が目立つわけで、みんながみんなそうである必要なんてないと思うし、

やっぱり、自分が満足することがとても大切だと思いました。

 

もし今、辞めるかどうか迷っている人がいるのなら、これを読んでくれているのなら、答えは先延ばしにしたっていいと思う。

先延ばしにできるだけすればいい。

ずる休みして悩むだけ悩めばいい。

図書館行ってみたり、1人で海を見ながら悩んだり(笑)誰かに相談してみたり、全力でダッシュしてみたり、

とにかく一通りできることやってからでも遅くない。

辞めてよかったかどうかなんて人それぞれだから、結局辞めたあと自分がどう思えるか次第だから、自分が満足できることをしてみたらいいと思います。