仮想通貨が大暴落して200万円を大損した失敗談

こんにちは、あっきです。

この記事では、2018年に起きた仮想通貨の大暴落により、僕が200万円を大損するまでの行動や心境、考えをご紹介します。

そして、余裕資金で投資することの大切さと、積立投資がおすすめだということがわかってもらえる内容になっています。

仮想通貨で200万円も無くなってしまった…
って、あんくん聞いてたのか！！
誰にも言っちゃダ…

おばちゃーん、おじちゃんが200円なくしたんだってー

ぷっｗ
200円って桁違うし！　子供だなぁｗ

にひゃくまん、にひゃくまん♪

これを見つけてくれたあなたは、きっと既に仮想通貨を持っていて僕と同じく大損した人かもしれません。

または、仮想通貨を始めようか迷っているんだけど、暴落などで失敗しないためにリサーチしていたらたどり着いたという人かもしれません。

いずれにも読んでいただきたい。

読んでいただければ次のことが実感できます↓

これから仮想通貨を始める人も、既に仮想通貨を始めている人も、実際にこんなマヌケな失敗があるということを知って大損を回避するための参考にしてほしいです。


余裕資金で、さらに積立投資でやることで
大損もストレスも少なく投資することができますよ！


さて。
それでは本文へどうぞ！

きっかけはニュースやブログ！　急騰する仮想通貨！

僕が仮想通貨を知ったのは2017年3月のこと。

もともと株やFXなどの投資に興味があって、そういった内容のブログを見るなかで仮想通貨の記事に出会ったのが始まりでした。

興味があったので自分なりに調べていたら、リップルという仮想通貨にたどりついたんです。

銀行間の送金スピード向上や送金手数料の改善に特化されていて、通貨のビジョンが具体的だったことが高感度大でした。

大手証券会社のSBIも後ろ盾となっていたこともあって「買うならこれ！」と思っていましたね。

思っただけで買わずにしばらく様子見だったんですけどね。


そんな中、僕は9年ほど働いた職場を退職したのです。
2017年11月末のことでした。

やりたい事があったわけでもなく、残業だったり忙しさに嫌気がさしてしまい自己都合という形で辞めました。

あてもなく自己都合で退職した僕でしたが時間だけはあったので、この際、何か新しいことをしようと思って以前から興味のあった仮想通貨を買ってみようと考え始めていました。


すると、僕が辞めてまもなく、12月中旬頃にはビットコインの価格が過去最高値の200万円を超えてきたんです。

初めて仮想通貨の存在を知った時のビットコイン価格は10万円代だったので、約20倍近くの値上がりにただただビックリするだけでした。

「10万円買っていたら200万円かよ！」ってな感じで妄想が頭を駆け巡りました。

可能性の凄さと同時に、様子見してるだけで直ぐに買わなかった自分の行動力を後悔してはまた妄想の繰り返し。

大きく暴騰する前から注目していたのに、買えずにチャンスを逃したことにイライラしました。


ところが、ビットコイン以外の仮想通貨ではビットコインを追うような動きをしていて、まさに今伸びている最中でした。

僕の気になっていたリップルも成長率が最盛期の頃。

もうチャンスは逃したくないという必死な思いで、あわててコインチェックの口座開設手続きを行いましたが、それは2017年12月24日のことでした。

口座開設を待っている間にも高騰を続け、勢いが落ち着いたように見え始めた頃、やっと口座開設が完了したのです。

その時、12月30日。

「終わったー」と思いつつ、諦めきれない自分がいました。
あの激しい高騰ぶりを見ていれば当然のことです。

冷めやらない気持ちを抱えたまま悶々としていました。


でも待てよ？

「短期間でこの勢いだし、まだ上昇する可能性の方が大きいんじゃないか？」

「下がっても直ぐに押し返す勢いだから、下げで買ってすぐ売り抜ければ利益のチャンスは充分あるかも！」

変なプラス思考になっていました。


せっかく講座を開設したこともあったので、とりあえず12月31日にコンビニからコインチェックへ入金したのでした。

いちばん成長率が激しい期間を逃した自分に腹が立ち、なんとかチャンスを取り返したいという思いが、「まだ間に合うはずだ！」というなんの根拠もない考えを生み、そして勢いで入金してしまうのでした。

急騰する仮想通貨に途中乗車！　1日で含み益60万円！！

今思えばね、買ったタイミングは狂気の沙汰でしかない（笑）

ただ、やっぱりこの頃の仮想通貨の動きの特徴としては、

「下落した直後は必ず高値を更新する」

ということでした。


狂ってますよね。

でもそんな状況だったんです。


12月31日時点でもまだその動きは残っていました。


少し様子をみては試しに5万円ほど買って様子見たりしていました。

やっぱり最盛期ほどではないにしろ、落ちた後は直前の高値を更新してくるんですね。


このような強気の値動きが僕の心にGOサインを出させたんでしょうね。


行けそうだと思った僕は更に入金して買い足しました。

2018年1月３日時点でのリップル累計購入金額は140万円分。


そしたらですよ！

翌日の1月4日！

残高が200万円超えていたんです！

60万円もの含み益が発生していました！！


何回か買い足したりもしましたが、３日ほどで60万円の利益になったのです。

これがリップルの最高値である400円前後のときです。


正直、出遅れた感があったのでここまで利益が出るとは思ってもおらず、
めちゃめちゃ嬉しかったです。

変な手応えを感じた僕は天下をとった気分になり、親友を誘ってサウナへ行き、もしかしたら億れるかもしれないという夢物語を語ったのでした。

馬鹿だった（笑）


「ここで辞めておけば…」と思えるのは全てを失った後のこと。

人というのは調子がいい時に引き下がる判断をするのは非常に難しいんですよね。

なぜか「もう少し行けるだろう」という変な希望的観測が湧いてくるんですよ。

希望的観測なのか欲なのかわからないですが。

最初の予定どおり、一旦売り抜けてしばらく様子見でよかったのに。


「この波に一瞬でいいから乗れたらいい」

「少しでも利益を取れたら満足だ」

そんな考えで始めたのに…


いつの間にかその考えは

「もっと購入していれば60万円どころの利益じゃなかった！」

という風に変化していたのです。


さらに、その思いを後押しするように

「60万円も含み益が出てるから、最悪、含み益がなくなる前に損切りすれば少しだけど勝ち逃げできる」


と考え始めていたのです。


これから訪れる大暴落も知らずに…

仮想通貨、暴落の足音…

夢もつかの間、1月５日には最高値の400円は崩れ始め、リップルの価格は一時300円ほどになりました。

普通なら、健全なら、ここでドン引きして辞めるんです。


この時の僕の心境は「下げたからこの後に高値更新するぞ！」というわけのわからない法則と「けっこう大きく下げたから、ここで買い足せば次の高値更新時の含み益はやばいぞ」と考えていたのです。

ヤバいです（笑）


さらに、400円まで戻ると思い込んでいた僕は、今の300円で安いうちに沢山買っておかないとチャンスを逃してしまうという焦りから、なんと！クレジットカードでリップルの購入をしてしまったのです。

60万円分。

狂気の沙汰を通り越していますよね（笑）


そして、リップルは二度と400円までもどることはありませんでした。


その後も着々と値が崩れていくのですが、なんの根拠もない「上がるだろう」をもとに、更に買い足していました。


タイトルはわかりやすくしたかったので200万円の損失としていますが、ちゃんと数え直したらカードの分も含め、275万円入金していました(^_^;)


ここまでくると、自分の気持ちが落ち着く方向にしか物事を判断できなくなるんですね、人って。

どこか心の底で今すぐ損切りしろって言っているのに、良い方へいい方へ、自分の気持が落ち着くような見解をすることが増えていきます。


今思い返しても「怖っ」って感じですね。

仮想通貨、雪崩のような暴落で途中下車不能

しばらくは前向きに考えていた僕ですが、含み益もなくなり、何十万円もの損失がでてくると焦ってきました。

余力も使い果たして追加購入ができなかったので、今ある資産で裁量トレードをするしかなくなっていて…

やってみるものの、うまくいくわけもなく…


取り返したい気持ちが煮えたぎっているし、

かといって損もしたくない気持ちもある。

辞め時がわからない。


この頃から一日中スマホの画面とにらめっこです。


そんな裁量トレードを繰り返していたある夕方のこと。

コインチェックのアプリが操作ができなくなって、最初は「フリーズ？」「不具合？」くらいにしか思っていませんでした。

お知らせがあったけど仮想通貨のNEMに対する制限みたいだから、リップルを保有している自分は関係ないと読み飛ばしていました。

ただ、夜になっても改善しないのは遅すぎると思い、しびれを切らしてチャットを眺めてみたらハッキングの話で盛り上がっていてるところでした。


そこではじめてビットコイン以外の通貨が取引停止状態ということを知ったのです。


チャットだったので半信半疑だったのですが夜の記者会見を見てやっと事実なんだと思いました。


「初めての投資で、たまたま選んだ先の口座でハッキングって」

いいことは当たらないのに、なんでこんなろくでもない事態を引き当ててしまうんだ！

そんな気持ちでいっぱいでした。


なにより損切りができないので、ただただ溶けていく資産を眺めているだけで何もできないという状況でした。

もどかしくてもどかしくて。

吐き気も頭痛もしました。


だって、これから下落が続くであろうことは予測できるのに、売り抜けれないってどういうことって感じでした。

行き先が崖っぷちってわかってるけど下車できないというような状況でした。


まさか自分がハッキングの被害に合うとは思ってもみなかった。


こんなことなら、取引所はもう一つ開設して、投資額を分散しておいたらよかったと実感したのでした。

含み損を抱えて、行き先の見えない中でさまよう

本当は毎日好きな場所で好きな時間にブログを書いたりして、ブログに一生懸命になっている自分を想像していた。

収益も出てきたらそれを投資して…
そんな生活を夢見ていた。


けど、実際は一日中家にいてスマホを見ながら、わずかな資産の行方を見守るだけ。

夜は遅くまでひたすら仮想通貨のチャートの動きと関連ニュースを見て、夜明けに寝て昼過ぎに起きる生活。


そんな生活に耐えられなくなると、気分を紛らわすためにあてもなく車を走らせる。

暗くなったら家に戻り、ご飯を食べたらまた資産の行方とにらめっこ。

ネットサーフィンしながら寝落ちする。

お昼頃起きたらまた昨日と同じ１日が始まり…


そんな生活を繰り返していると、どの日も同じに見えてきて、自分が何をやっていたのか思い出せなくなる。


仕事を辞めてからこの２ヵ月、いったい何をやってきたんだろう、みたいな。

なんにも残せていない。

大切な人との時間すら危うくしている。


だんだんこんな生活に嫌気がさしていた2018年2月だった。

新しい生活のため大損切り！！

そんな仮想通貨の行末ばかりが中心の生活をしていたのですが、妹の誘いもありしばらく東京へ行ってみることにしたのでした。


今思えば、金銭的にも精神的にも苦しい今の生活から、抜け出すための良いきっかけだったと思います。


そして、3月22日の夜行バスに乗り妹の住む東京へ。

東京へ行く夜行バスの中でも相変わらず仮想通貨の値動きが気になっていたのですが、いつもとは違うワクワクがありました。


東京では妹のアパートに居候させてもらって、1ヵ月ほど生活してみることに。

仮想通貨のことはしばらく忘れて気の向くままに散策してみました。

お金はなかったけど徒歩で行けるところを中心に神社やお寺などあちこち巡ってみたのでした。


そして、あれだけ嫌で辞めた仕事だったのに、日雇いで引っ越しのバイトなんかも始めてみたり。

東京での生活は短い間だったけど、友達もできて一緒に食事もしたり、なんかとても充実していた。


仕事で人との関わりが煩わしくなることはよくあることです。

嫌気がさして「人間関係なんてもうたくさん！」って思うことだってよくあります。

最初はひとりが落ち着いたし、ひとり時間が人間関係の疲れを癒やしてくれると思っていたんです。

けど、どうやらそんなことはありませんでした。


結局、人間関係の疲れや傷を埋めてくれるのも、また、人とのつながりなんだって感じた。


実家に帰る頃には「戻ったらまたちゃんと働こう」と思うようになっていた。


そしてその通り、帰った後は仕事を見つけ、実家を出ました。


そこで！

溶け残った資金は、この新しい生活をするための資金にしたのです。


溶け残った額、17万円。

原資の275万円を思うと笑うしかない。


けど、もう値動きを気にしなくて済むという気持ちの方が大きくて、開放感でいっぱいでした。


その後またサラリーマンとして働き始めるのですが、働くことが嬉しくて仕方なかったのを今でも覚えています。

まとめ

いかがでしたか？

間違った投資スタイルで仮想通貨に投資するとどうなるか実感していただけたと思います。

お金や時間どころか、健康までも危険にさらしてしまいます。


ただ勘違いをしてほしくないのですが、

仮想通貨自体は危ないものではないということです。


仮想通貨を危ないものにするのは「投資する人の投資スタイルの問題」だということです。

仮想通貨に限らず、どの投資でもそうです。


色々書きましたがお伝えしたいのはこの２つ！

余裕資金ではじめることで気持ちにも余裕ができます。


さらに積立投資で行うことで、定期的に定額分の仮想通貨を自分の意志に関係なく機械的に購入していくので、買うタイミングで悩むことがなくなります。


投資以外にもやりたいことがある人や忙しい人には仮想通貨の積立投資がピッタリです！

僕も最初っから積立で始めてたら資産が減るどころか確実に増えていたのに。
悔しすぎる。
これから積立でスタートする人が羨ましい！

最後に

この記事を読んでくれた人が少しでも安全に仮想通貨に触れることができたら嬉しい限りです。


それではまた！

ばいばーぃ