この記事ではランディングネットのフレームに溝を彫るための工具の作り方を紹介します。
残念ながら溝を彫るための工具はお店では売ってないんです。
あるにはあるのですが、メルカリなどで、個人が自作したものを売っている程度です。
それほど難しいものではないので、自作してみましょう!
材料
溝切り工具を作成するために必要な材料は次のとおりです。
順番に説明しますね。
①木材
厚さが12mmのフレームの中央に溝を切るためには、両端から6mmの場所に刃を当てる必要があります。
厚さ5mmの木材で、厚さ1mmの刃をはさむと、全部で11mmになります。
あれ?って思いましたよね(^_^;)
12mmのフレームに対して、11mmの工具では溝の位置がずれるんじゃないかって。
その通りです!
これには理由がありまして、刃の厚さも合わせて12mmにしようと思うと、5.5mmの厚さの木材が必要になります。
そんなサイズの木材は売っていません。
ですので、出来上がったフレームを紙やすりで整えながら1mmほど厚さを落とします。
それで、溝切り工具のくぼみに合うように調整します。
溝切り工具については今後も改良していきますので、今回はこの方法でやってみてください(^_^;)
というわけで…
- 2枚(長さ100mm、幅40mm、厚さ5mm)
- 2枚(長さ100mm、幅30mm、厚さ5mm)
- 2枚(長さ100mm、幅10mm、厚さ1mm)
このような木材を準備しましょう!
②電動ジグソーの替刃
①木材でも説明したように、電動ジグソーの替刃は木材用のモノで、厚みが1mm程度のものを用意しましょう。
③接着剤
フレームを接着するために使用した接着剤が残っているかと思います。
その残りを使用します。
電動ジグソーの替刃を木材ではさんで接着するために使用します。
作り方
幅が30mmの木材の上に、図のように替刃と木材長さ100mm、幅10mm、厚さ1mmを並べて接着します。
その時、替刃が1mmはみ出るように固定します。
この替刃がはみ出た部分でフレームを削っていくことになるからです。
替刃のはみ出し方のポイントは、徐々に刃が出てくるように、斜めに固定します。
図で刃先を赤く着色しているので参考にしてみてください。
ちなみに、替刃の下に並んだ茶色い木材は高さを合わせるために使います。
⬇替刃を木材ではさんで固定すると次の図の様になります
これを見ればきっと木材をどのように組み合わせるかイメージできると思います。
くぼんだ部分でフレームを固定しながら前後に滑らせると、少しづつ溝を彫ることができるというわけです。
ちなみに、僕が作った溝切り工具は、ネジで固定していますが、接着剤だけで充分だと思います。
まとめ
以上、溝切り工具の作り方についての説明でした。
溝切り工具を作っている間に、フレームとグリップの接着が完了したかと思います。
次の記事では、形を整えたりオイルを塗ってフレームを完成させるところまで説明していきますね。
①木材
②電動ジグソーの替刃
③接着剤