【初心者】ランディングネット自作・作り方(木型作成・フレーム材曲げ・グリップ作成・接着)#4

「初心者」ランディングネットの自作・作り方【木型作成・フレーム材曲げ・グリップ作成・接着】#4

この記事では次の作業を行っていきます。

  • 木型作成
  • フレーム材曲げ
  • グリップ作成
  • 接着

やっと作業にとりかかれますね!

ただ、乾燥をまったり、接着の時間をまったりと、何かと待つ時間がかかる作業が多いです。

焦らずゆっくりと進めていきましょう。

木型作成

上の画像のような木型を作ります。
これはフレーム材を巻き付けて形をつけるための道具です。

材料に切り出す形を下書きする

まずは、どんな形で切り出すのか材料に書き入れましょう。
何度でも書き直して大丈夫です。
サイズは図の寸法を参考にしてみてください。
木型の寸法が、ランディングネットの内側のサイズに等しくなります。

下書きに沿って切り取る

木型の外側を切り取るときは普通のノコギリ、木型の内側を切り取るときは糸ノコを使いましょう。
ただこの糸ノコ、思うように進んでくれません。
少しでも少ない労力で済むように、切り取るラインに沿ってドリルで穴を開けておきましょう。
画像では16個の穴を開けてスタートしましたが、これでも切り進めるのが大変でした。
結局、倍近い穴を開けました(笑)

木型の形を整える

切り出したままではデコボコで使い物になりません。
平らになるようにナイフで削り取ります。
削り取ったら紙ヤスリで仕上げましょう。

フレーム材の曲げ作業

上の図のようにフレーム材を木型に巻き付けて固定します。

フレーム材を水に浸して柔らかくしておく

上の画像はフレーム材を浸しているところです。
フレーム材は長さがあるので浴槽で浸すのがいいでしょう。
浮き上がってきてしまうので、洗面器などを重しにして全体が浸かるようにします。
ぬるま湯に3時間ほども浸せば柔らかくなります。

木型に巻き付け固定する

①まず真っ直ぐな部分からが固定しやすいです。
5枚まとめてタコ糸で固定していくので大変だと思いますが焦らず。

②カーブの部分ですね。
材料が柔らかくなっていても折れてしまったりする可能性があるので、少しずつ慣らしながら、
慎重に。
少し曲げてはタコ糸で巻いて固定して、また少し巻いては…の繰り返しです。

③最後はグリップの部分もタコ糸を巻いて固定しましょう。

完全に乾くまで乾燥させる

僕は1週間ほど乾燥させました。
湿った場所だと、季節によってはカビが生えてしまう可能性があります。
必ず風通しのいい場所で乾燥させましょう。

あんくん

1週間も~

待ち遠しくて仕方がない気持ちはよくわかります。
でも焦りは禁物です。
それに、待っている間、何もしないわけではありません。
この間にグリップを作りましょう。

グリップの作成

グリップの作成では図のようなやつを作ります。
図は完成形です。

材料にグリップの形を書き入れる

材料となる木材にグリップのデザインを書き入れましょう。
書き入れた時の寸法があれば参考になったかもしれませんが、残していませんでした。
完成したランディングネットからサイズを測ってみると上の図のような感じでした。
参考にしてみてください。

グリップを切り出す

切り出すとこんな感じ。
気がついたかと思いますが、書き入れた線より外側で切り出しています。
線のとおり切り出してもいいのですが、誤って削りすぎると元にもどせません!
なので、残りはナイフで削りながら、整えながら理想の大きさになるように調整しましょう。

紙ヤスリで微調整して仕上げる

図のようにパイプ片に紙ヤスリを貼った道具を使って、グリップの側面をなめらかにします。
なんでパイプ片なのかというと、グリップのカーブした部分を平らに仕上げるためです。
パイプ片のカーブと平らな側面のお陰で、グリップ側面もキレイに仕上がります。
ここで平らに仕上げないと、フレーム材を接着する際、フレームとグリップの間に隙間ができてしまいます。
見栄えが悪くなるだけでなく、強度も落ちてしまうので手を抜かないようにしましょう。

隙間がなくなるまで整える

ある程度グリップが仕上がってきたら、フレーム材と合わせてみましょう。
合わせてみると図のように隙間ができることに気がつくと思います。
こういった隙間がなくなるまで整えるのが上手に作るポイントです。
気長にいきましょう!

フレーム材とグリップの接着

いよいよフレーム材とグリップの接着です。

接着する位置を決める

フレーム材とグリップを合わせてみて、一番ピッタリかみ合う位置に印を付けておきます。
こうすることで接着する際に迷いません。

接着剤は正確に配合する

接着剤の効果を最大限出すためにも正確に配合しましょう。
僕の使用した接着剤は1:1だったので、ピッタリになるよう図りました。

接着は1枚ずつ

再現画像です

完成品は3枚のフレーム材から成りますが、1枚ずつ接着していきます。
一気に接着したい気持ちはわかりますが、失敗を防ぐため気長にやりましょう。
3枚一気に接着する人もいますが、必ずどこかで隙間ができます。
その隙間を直そうと思い引っ張ると、他の場所に隙間ができて…と、そんな連鎖がおきて苦労します。
1枚ずつをおすすめします。

接着剤はグリップ側面に隙間なく塗ります。
多少のはみ出しは気にしません(どうせ形を整えるときにヤスリをかけるので)

隙間なく圧着するため、クランプなどで固定する(画像の洗濯バサミみたいなやつ)
隙間なくです!

はみ出た接着剤がクランプに付着しないよう気をつけましょう。
(クランプとフレーム材が接着して取れなくなってしまいます)

2枚め以降の接着

再現画像です

実際の画像がなかったので、これも再現です。

2枚目以降の接着は、フレームとグリップの接着だけでなく、フレームとフレームを接着する必要があるので、図のように小さなクランプで全体を覆うように固定します。

図はイメージしてもらうためにクランプの数を少なくしていますが、実際はもっと沢山のクランプが必要になります。

僕の場合は小さいクランプを12個と大きいクランプを3つ使いました。

あと、クランプを使うとクランプの跡が付いてしまうので、緩衝材として1枚余分に挟みます。
この際、はみ出た接着剤で誤ってくっついてしまわないように、緩衝材にはセロテープでコーティングしておきます。
これで多少の接着剤がついても直ぐに剥がれてくれます。

接着剤を乾燥させる

ランディングネットを作ってて思うのが、待つ時間が長いということです。
次々に作業を進めたくなる気持ちはよくわかります。
でもここでまた接着剤の乾燥のため24時間は待ちましょう。
僕の使った接着剤の硬化時間が24時間なので。

まとめ

まとめ

以上、木型の作成に始まり、フレーム曲げ、グリップ作成、接着作業までを説明してきました。

イメージどおりに仕上がっているでしょうか?

ここまでくると大分かたちが出来上がっているのでワクワクするのではないでしょうか?

次の記事では、引き続きフレームの作成をしていきますね。