地震が起きたらまず逃げろ!逃げにくい状況なら妄想しておけ!

地震、津波、まず逃げろ
ゆか

お人形さーん♪

あっき

まず逃げようか

あんくん

おもちゃと
お菓子も持たなきゃ…

おじちゃん、あんくんのリュックはー?

あっき

早く逃げろやーーーー!!

地震が起きたらとにかく逃げる。

これ一択です。

ただし、逃げれる状況なら。

そう、一人なら迷わず逃げれるんです。

でも、会社だったりなにかのグループに属していると、そうはいきませんよね。

そして、そうはいかないことの方が圧倒的に多いのが現実です。

そのような状況下では「とにかく逃げろ」というのは現実的ではないし、無責任な気もします。

じゃ、リアルはどうするか?

妄想しとけ!

ってことです。

なぜ逃げないのか?

逃げない理由は恥ずかしさです。

何が恥ずかしいのさ!って言いたくもなりますが…

こんな経験アリませんか?

  • 皆んな逃げないし、一人だけ逃げて、何も起きなかったらメッチャ気まずい…
  • あれ、机の下もぐるんじゃないの?オレだけもぐるのもちょっと…
  • 上司より先に逃げにくいんですけどー。早く逃げてよー。

本当に起こるかどうかが分からない時、逃げることにブレーキをかけてしまいます。

間違いなく起こることが分かっていたら、間違いなく逃げますよね?隠れますよね?

不確定だからこそ、もしも起こらなかった時の事を考えて迷い、そこから遅れが生じる。

東日本大震災の時、僕自身も周りのみんなもそうでした。


なんかね、色々な防災番組をやっていますが、この内容に訴求する人が少ないように感じます。

この心理をわかった上で仕組みを作らないと、時間とともに、ただの抜け殻になってしまいます。


この記事を読んでくれた人には、こういう心理が働くということを覚えておいてほしいです。

だから仕組み作りが大切


さっき説明したような心理にならないためにも仕組み作りが大切です。

どうすればいいかというと…

例外なく、みんなで一斉に逃げる仕組みを作る


例外なくというのがキモなんです。

前もって共有されていればそれにしたがって行動するだけですからね。

みんなもそれに従って行動するであろうと思えるから、お互いに呼びかけることも簡単になります。


「よし!逃げましょうか!」のように。

みんなが当たり前の状況なら、恥ずかしさのようなブレーキは発生しにくいです。

その仕組が避難訓練です。

なのですが!

立て前だけになっていませんか?

立て前だけになってしまうと、みんなの行動はバラバラになります。

隠れる人が居たりいなかったり。

逃げる人が居たりいなかったりのように。

仕組みが上手く機能しない時は妄想しておこう!

抜け殻になってしまった仕組みを立て直そう!

そういう行動も良いですね。

でも現実的にそう上手くはいきません。

仕組みを立て直すにはみんなの協力と理解が必要になるので。

どんなに立派なものを作り上げても、みんなが協力し受け入れてくれなければ、ただの案でしかありません。

時間もかかりますしね。

では、手っ取り早くできることは何か?

どう逃げるかだけでも妄想しておくってこと。

前もってね。

妄想が役に立った出来事

妄想が役に立ったと実感した出来事が東日本大震でした。

僕は地震の当時、避難所付近の見晴らしの良い交差点で、避難誘導をしていました。

近くにいたおじさん二人に「大変だねー」なんて話をかけられながら。

もちろんおじさん達にも高台に避難するよう呼びかけたのですが「ありがとねー」と言いながらも逃げないのです。

「大変だねーじゃなくて、あなたたちも早く逃げてくれよ」って、内心は(笑)


で…

津波が来るかどうかなんてわからないわけですが、もし映画のような波がきたら、このおじさんちの家の間を抜けて丘まで走って駆け上がるぞみたいに妄想していました。

よくやりません?
通りすがりの人が急に殴りかかってきたら、こう避けて、ボディ入れて背負投してみたいな妄想(笑)

それです。

そのたぐいの妄想です。


おじさんたちの会話の合間にそんなことを妄想しながら避難誘導していたら、本当に波が来てしまったというわけです。

あとは妄想通り動いただけでした。

迷いなく。

おかげでギリギリ助かったんですよね。

多分、妄想してなかったらここまで早く動けていなかった。

間違いなく逃げ遅れていたと思う。


ちなみにね、直前まで会話していたおじさんたちは呼びかける間もなく、とっさに家の中にかくれてしまい、後で知ったことですが、津波により亡くなられました。

だから

直ぐに逃げられそうにない状況であっても、行動する必要性が生じた時のことを考えておいて欲しいと思うのです。

確実に逃げなきゃならない状況に転換してから考えていては遅いです。

それがあるかどうかで行動に差が出ますから。

まとめ

まとめ

基本は

まず逃げろ

で…

逃げにくい状況なら妄想しておけ!


災害はこれからも止むことはないでしょう。

嘆くのではなく、受け入れて付き合っていく姿勢が大切です。

そして忘れた頃にやってくるものです。

いつでも逃げれるように妄想しておきましょう(笑)

ゆとりがあれば準備もしておくことです。

災害が起きないことを願いますが、もし起きた場合には、この記事の内容がお役に立てることを願っています。

それじゃ、また。